パルス(低周波通電機) POINTER-FA
圧痛点を正確に求める、顔面穴もしっかり指圧してツボを求める。
歯科治療におけるツボ刺激療法は、ほとんど合谷を取穴する。
まず、合谷の位置を電気ツボ探索器や圧痛点などにより、しっかりと確かめ前揉法を行う。
貼付電極をツボにしっかり密着するよう貼付するが、貼付の手間を省くため、対面電極を使用することもよい。対面電極を合谷と後谿にしっかり固定する。
針体にワニグチクリップを挟む。
置針電極のときも、針体のほうにワニグチクリップを挟んだほうが、刺入針の振動による組織への影響が少なく、置針痛などを予防できる。さらに、ワニグチクリップのコードは絆創膏などで固定するとよい。
前揉法とアルコール綿球でよく清拭。
導電性ゴム電極・SSP・磁石電極などは、貼付する皮膚面が脂などで汚れていると、皮膚電気抵抗が大きく、電流の流れが悪くなるため、刺入する部位(つぼ)をアルコール綿球でよく清拭する。
導電クリーム塗布
磁石(マグネット)電極使用時には、導電クリームを電極に塗布し、電気抵抗を弱め通電を容易にする。
顔面穴も電気ツボ探知器で確認する。
顔面部のツボも電気ツボ探知器などで確認し、前揉法を特にしっかり行い、患者に精神的安定を与える。
貼付電極はしっかり固定。
貼付電極は皮膚面にしっかり貼付固定する。わずかの隙間があっても通電力に支障をきたし、またチクチクとした痛みを誘発させることがある。
ワニグチクリップを正確に挟む。
電極をしっかり固定したら、ワニグチクリップで挟み、さらに絆創膏で固定するとよい。
電極の適用穴への固定を確認する。
電極の固定が終わったら、再確認しながら必要な事項を適宜説明し、患者に安心感を与えることが大切である。